手錠、腰縄の入廷「違法」と提訴
男性2人が国賠求め、大阪

 法廷へ入る際に手錠と腰縄をつけた姿を裁判官と傍聴人に見られ、尊厳が傷つけられたとして、覚醒剤事件の被告となった30代と40代の男性が13日、国に計50万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。

 勾留中の被告は手錠と腰縄姿で入廷し、裁判官の指示で外されるのが一般的。
 刑事訴訟法が法廷での身体拘束を禁じる一方、刑事収容施設法では、逃亡や他者への危害の恐れがあれば護送中に手錠と腰縄を使うことができると規定し、現行の運用方法が定着している。

共同通信 2017/11/13 18:22
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