アメリカ海軍には墜落王F-14という戦闘機が昔あってな。
600万ドルのミサイル2発かかえたまま離発艦訓練すると急な全開で片肺死ぬ事故が多発した。
エンジン間隔が広いため低速では片肺の全開によるスピンが止められなかった。
いきなり全開で死ぬのはTF30というP&Wのエンジンの持病で、TFはターボファンという現行主流エンジンの形式だが、
なにしろ高出力ながら低燃費というターボファンの黎明期だったからな。
ついでに機体は120億円で24機の飛行物体から最大脅威6機を選んで6発まで同時に撃てた。
さすがに6発すべて積むと着艦できないんで平時は4発積みだが
高価で機密だらけの機体とミサイルをいくら捨てたかわからん。
だもんで海軍はイージス艦のメドがたつとF-14をさっさと引退させた。
F-14はF-15の2年先輩だが、異機種空戦訓練で1度もF-15負けたことがない超遠距離から至近距離まで無敗のスーパープレーンだったが
ミサイルだけでなく緊急射出で一度に2名の搭乗員を不具または死亡にするようじゃなあ。
まだ今回のがはるかにましだ。