大阪の放送局がまともになっても全国放送するのは東京の放送局なんだから、東京の放送局をなんとかしないと意味ないだろ
以下、コラムニストの小田嶋さんの大阪見聞録

>私は、どうやら、大阪について、記憶を摩耗させていただけではない。
>むしろ、私のアタマの中の大阪は、ニセの記憶と間違った知識によってクリエイトされた一大夢幻郷だった。
>デキの悪いダンジョンのマップみたいな大阪市内観光地図。クリエイティブな記憶力。
>私の中の古い大阪は、型通りに猥雑で、埃まみれで、そして、あまりにもコテコテだった。

>おそらく、メディアの影響もあずかっている。
>テレビの中の大阪は、十年一日、通天閣とグリコ看板とヒョウ柄のスカーフを巻いたおばちゃんたちの映像を映し出すことに終始している。
>こうした傾向は、あらためられねばならない。

>実際に見る大阪は、画面の中の大阪とはずいぶん違う。
>御堂筋の左右の街並みは、歌舞伎町やセンター街なんかよりずっときれいだし、歩いている人たちだっておしゃれだ。
>自分の身体をパチパチ叩いている裸のオヤジは実在しない。

>東京のメディアが大阪の風景を古い定型の中に押し込めておきたがる理由は、なんとなくわかる。
>単純に、その方が面白いからだ。
>私自身、率直なところを言えば、自分の大阪像の中核をなしているものが古い偏見構造であることに、まるで気づいていなかったわけではない。
>ただ、それ(偏見)を打ち壊して、新しい大阪像を一から積み直す作業が面倒くさかっただけだ。
>そうだとも、オレは大阪に対して偏見を抱いている。でも、それを捨てるつもりはない。改訂する気持ちも持っていない。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20111117/223936/?P=2