http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171114/k10011222731000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_034

11月14日 12時16分

本格的な冬の訪れを前に北海道函館市で、路面電車の線路に積もった雪を竹のブラシで取り除く「ササラ電車」の試運転が行われました。

「ササラ電車」は、車両の前後に取り付けた「ササラ」と呼ばれる竹を細かく割って束ねたブラシを回転させながら走り、線路の除雪を行います。

函館市が運行する函館市電では、明治時代に造られた客車2両を改造してササラ電車に使っていて、14日は本格的な冬の訪れを前に試運転が行われ、函館市にある市電の車庫で、整備担当者が電車のブラシがきちんと回転するか点検をしました。

このあと往復およそ5キロの区間を走って、「ササラ」や車両に不具合がないかどうか確認しました。

函館市電のササラ電車は黄色と茶色のしま模様が特徴で、ことしは25年ぶりに塗装を塗り直したということです。

ササラ電車の整備を担当する函館市企業局交通部の工藤耕三運輸主任技師は「市電の利用者は、雪が降っても定時運行ができることを期待していると思う。その役割を果たしたい」と話していました。

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