「北方基金」初めて原資を活用へ
(ほっかい道)

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/7005681631.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

道は根室地方の1市4町の地域振興などに充てる「北方基金」について
「低金利で運用益での事業が限界に近づいている」として、昭和58年度の基金設立以来、
初めて基金を取り崩し原資を活用する方針を明らかにしました。

これは14日に開かれた道議会の特別委員会で道が明らかにしました。
「北方基金」は昭和58年度に設立され、その後国が80億円、道が20億円を出資して
運用による利益で根室地方の1市4町の水産物の種苗放流や
北方領土の元島民の支援など地域振興に活用しています。

14日の道議会特別委員会で道の担当者が、低金利の影響で運用益は平成3年度の
5億9000万円をピークに減り続け今年度は1億円、来年度は
8000万円と試算されることを報告しました。
その上で、道の中野祐介総務部長は
「低金利で、このままの水準では立ちゆかなくなるという強い懸念の声があり
運用益での事業が限界に近づいている」と述べ、
「北方基金」の設立以来初めて基金を切り崩して原資を活用する方針を明らかにしました。

「北方基金」の原資の取り崩しには法律の改正が必要で、
道は今後、国に法改正を働きかけることにしています。

11/14 18:50