杉山央弁護士は、最終的には軽い処分になるかもしれない。
札幌弁護士会にもそのままいられるだろう。

だが、今までチヤホヤしていた周囲の人々は
まるで潮が引くように離れて行く。
これまでのように、北海道知事や地元財界人と対談したり
札幌市のサイトでインタビューされるようなことは皆無になる。
メディアでもてはやされることもなくなる。
クライアントからも見放される。
その激変に、杉山が精神的に耐えられるかどうか。

「ネット中傷対策」を売りにしていた「赤れんが法律事務所」も
その得意分野で下手を打ってしまった以上、
信用失墜は相当に深刻だろう。

クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長と組んで
鳴り物入りで立ち上げた、クラウドファンディング会社
「株式会社アクトナウ」は、依然として杉山央弁護士が社長だが、
今後はどうなることやら。
進行中のプロジェクト責任者は気が気でないだろう。