〜「ボケ老人」をわざと作らないための5法〜

@自分の食器は洗わせる
A洗濯機を使った洗濯ぐらいはさせる
 ――どちらも、「人間らしい清潔感」を自分で保つことによって、
    「自分は『ボケ老人』ではなく普通の人間だ」という意識を持続させるため。
   また、自分で洗うことになるなら汚すまいという意識が働く。
   また、手を動かすことによって頭への刺激になる。
   何より、「暇にさせる」ことによって、介護士に構ってもらおうとしてわざと行う各種の失敗を防ぐ。

Bお金の管理を少しでもさせる
 ――これも「自分で自分の事を選択させる」「選んで、決定する」ことにより、
    「自分は『ボケ老人』ではなく普通の人間だ」という意識を持たせる。

C女性なら化粧、男性なら髭剃りなどは欠かさない。
 ――見栄というものは、「人間らしい心の張り」に必要な物。

Dときどき自分が写っている写真や映像を見せる。
 ――不思議なことに、自分の写真や自分の動画は、老人の自意識を活性化させ、若さを取り戻させる。