351円下げた日経平均株価(15日午後、東京都中央区)
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15日の東京市場で日経平均株価は6日続落した。終値は前日比351円69銭(1.57%)安の2万2028円32銭だった。6日続落は2016年5月6日以来、1年半ぶりで今年最長の連続記録だった。下げ幅は3月22日以来、8カ月ぶりの大きさとなった。7〜9月期の国内総生産(GDP)速報値が市場予測の中央値を下回ったのが相場の重荷になった。14日の米国株安や為替の円高も響いた。

 日経平均は午後に一段安となり、一時2万2004円と節目の2万2000円に接近した。オプション価格から算出し、市場参加者の将来の相場変動率予想を映す日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が急上昇し、相場の変動を嫌った海外ヘッジファンドの売りが膨らんだ。

 年金基金など長期的な視点の機関投資家による好業績を手掛かりとした押し目買いで下げ渋る場面もあったが、続かなかった。

 JPX日経インデックス400は5日続落した。終値は前日比291.18ポイント(1.85%)安い1万5484.67だった。東証株価指数(TOPIX)も5日続落し、34.86ポイント(1.96%)安の1744.01で終えた。

 東証1部の売買代金は概算で3兆7703億円と、3営業日ぶりに3兆円を超えた。売買高は21億5918万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1901と全体の93%を占めるほぼ全面安だった。値上がりは120、変わらずは14だった。

 任天堂やオリックスが下げた。三井不や大和ハウスが安い。日立やパナソニックも売られた。半面、大塚HDや第一生命HD、大東建が上げた。昭電工や資生堂は買われた。

 東証2部株価指数は反落した。シャープと東芝が下げ、朝日インテクと昭和飛が上げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

配信2017/11/15 15:32
日本経済新聞
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