台風で汚染水1万トン 福島第1原発、地下水流入
産經新聞:2017.11.16 21:13更新
http://www.sankei.com/affairs/news/171116/afr1711160056-n1.html

http://www.sankei.com/images/news/171116/afr1711160056-p1.jpg
福島第1原発の敷地内に立ち並ぶ汚染水タンク=9月

 東京電力福島第1原発1〜4号機の建屋地下に流入する地下水の量が、10月の台風に伴う降雨の影響により、同月の1カ月間で推定約1万トン近くに上ったことが16日、分かった。
流入した地下水は建屋地下にたまっている汚染水と混ざり新たな汚染水になったとみられる。
東電は「一時的な増加で、汚染水を保管するタンクの容量がただちに不足することはない」と説明している。

 福島市で同日開かれた経済産業省の「廃炉・汚染水対策現地調整会議」で報告された。
経産省資源エネルギー庁の木野正登廃炉・汚染水対策官は「雨水対策を講じなければ、汚染水の増加を繰り返す。迅速に対策を実施するよう、東電に求めていく」と話した。