0001みつを ★
2017/11/17(金) 03:58:54.73ID:CAP_USER92017年11月16日 / 17:03 / 3時間前更新
[シカゴ 16日 ロイター] - 小売世界最大手の米ウォルマート・ストアーズの第3・四半期(8−10月)決算は、国内既存店売上高が市場予想を上回った。米南部を見舞ったハリケーンに絡む需要や好調なネット通販事業に押し上げられた。
米株式市場午前の取引で、ウォルマートの株価は6.6%上昇し、過去最高値を更新した。
第3・四半期の既存店売上高(燃料価格変動による影響除く)は前年同期比2.7%増と、コンセンサス・メトリックスがまとめたアナリスト予想の1.7%増を上回った。小売業界全体が向かい風にさらされいるにもかかわらず、ウォルマートの既存店売上高は13四半期連続でプラスの伸びを記録している。
食品を含むハリケーン関連の売り上げによる押し上げ効果は30−50ベーシスポイント(bp)だった。
ネット通販売上高は50%増と、業界全体の伸びを超える勢いを示したものの、前四半期の60%増からは鈍化した。ネット通販の売り上げも既存店売上高を80bp押し上げた。
特別項目を除く1株利益は1ドルと、トムソン・ロイター・エスティメーツのまとめたアナリスト予想の0.97ドルを上回った。
ムーディーズの小売アナリスト、チャーリー・オシェア氏は「ネット通販事業の業績は、ウォルマートの大規模な投資が正当であることを立証している」と指摘した。
ただ、ネット通販事業への投資が圧迫し、営業利益は前年同期比6.9%減の47億6000万ドル。営業利益率も3.9%と、前年同期の4.4%から低下した。
純利益は17億5000万ドルと、30億3000万ドルから減少。債務償却などに絡む損失計上が圧迫した。
通期利益見通しも上方修正。1株当たり4.38−4.46ドルと予想し、従来の4.30−4.40ドルから引き上げた。