0001孤高の旅人 ★
2017/11/17(金) 10:20:05.55ID:CAP_USER92017年11月17日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20171117/CK2017111702000099.html
◆乗員の手掛かりなし
航空自衛隊浜松基地の救難ヘリコプター「UH60J」が十月中旬、夜間訓練中に浜松市沖で墜落した事故で、今月十日に海中で発見された「機体の一部とみられるもの」は、事故機の機体後部と胴体天井部、床部分であることが、防衛省への取材で分かった。事故は十七日で発生から一カ月。乗員四人の安否や、原因究明の鍵となるフライトレコーダーの行方は、いまだに分かっていない。
「機体の一部とみられるもの」は、防衛省から委託を受けて海中を捜索していた民間サルベージ会社が十日に発見。ヘリの機影がレーダーから消失した付近の、水深約七百メートルの海底で見つかった。カメラ付きの無人探査機で調査を進め、十六日、防衛省が事故機の一部と特定した。乗員四人の安否に関する手掛かりは、依然発見されていないという。
防衛省は今後、時期は未定だが、機体の一部を引き揚げる方針。
これまでの捜索では、「航空自衛隊」と書かれたドアや、乗員のものとみられるヘルメット三個、靴などを発見。三重県志摩市の海岸では、機体の一部とみられる青い外装パネルや備品の救急箱が回収された。いずれも十月中に見つかった。
民間サルベージ会社による海底探索は今月三日から開始。空自隊員らによる陸上からの捜索や、航空機による上空からの捜索も現在続いており、防衛省の担当者は「引き続き手掛かりを探す」と話した。
墜落したヘリは十月十七日午後五時五十分ごろ、浜松基地を離陸。約三十一キロ南の浜松沖の上空で救助訓練中の午後六時ごろ、機影がレーダーから消えた。レーダーから機影が消える五分前に最終交信があったが、異常はなく、救難信号は出ていなかった。
ヘリには、機長の花房明寛三等空佐(42)、副操縦士の杉本英昭三等空佐(46)、機上整備員の吉田貴信二等空曹(40)、救難員の井上雅文三等空曹(32)の四人が乗っていた。
(角野峻也)