介護の妻殺害に猶予判決、熊本地震で被災の74歳夫 熊本地裁
2017.11.17 17:21

昨年4月の熊本地震で被災し、移り住んだアパートで介護していた妻=当時(74)=の
首を絞めて殺害したとして、殺人罪に問われた無職岩下洋見被告(74)の裁判員裁判で、
熊本地裁(船戸宏之裁判長)は17日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

船戸裁判長は判決理由で、強い殺意が認められると指摘しながらも
「妻が入院を拒否したために介護の負担が集中し、疲弊していた。非難することはできない」とした。

判決によると、岩下被告は今年4月8日、熊本市東区の自宅アパートで、
妻ヤエさんの首をタオルで絞めて殺害した。

産経ニュース
http://www.sankei.com/west/news/171117/wst1711170068-n1.html