白いマガモが飛来 高松
11月17日 21時21分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171117/k10011227451000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004
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※ 記事に動画

高松市にある国の特別名勝の栗林公園で、珍しい真っ白な羽毛に覆われたカモが飛来し、訪れる人たちを楽しませています。
白いカモは、今月13日に栗林公園の北側にある池で見つかりました。今回見つかったカモは「マガモ」のオスで、体全体が真っ白な羽毛に覆われ、胸にはマガモのオスの特徴である赤茶色の模様がうっすらと見えます。
白いマガモは仲間のマガモたちと一緒に池を泳いだり水草を食べたりしていました。

日本野鳥の会の矢本賢香川県支部長によりますと、この白いマガモは、突然変異によって生まれつき色素が欠乏した「アルビノ」と呼ばれる個体と見られ、全国的にも極めて珍しいということです。

公園には、地元の人や海外からの観光客などが訪れ、紅葉で色めく池の周りを散歩しながら悠然と泳ぐカモの姿を写真に収めていました。
高松市の60代の女性は「白いのでアヒルとよく似ているけれどマガモと聞いて驚きました」と話していました。

日本野鳥の会の矢本支部長は「20年くらい鳥を観察し続けているが白いマガモは初めて見た。アルビノは生まれつき体が弱いので安全な環境の栗林公園でずっと過ごしてほしい」と話していました。