http://www.bbc.com/japanese/42021297

アル・フランケン米上院議員(民主党、ミネソタ州選出)は16日、同議員に「睡眠中に触られたり、コメディの寸劇のリハーサル中に『無理やり』キスされたりした」と主張していた女性に対し謝罪した。

ラジオ司会者のリアン・トゥイーデン氏によると、この2つの出来事は、フランケン氏が政界に進出する前の2006年12月、海外の駐留米軍を慰問するツアーで起こった。

フランケン上院議員は当時コメディアンとして活動しており、人気番組「サタデーナイト・ライブ」の作家でもあった。トゥイーデン氏は、あるシーンのリハーサル中にフランケン氏が「強引に」キスしてきたと述べた。

フランケン氏は、痴漢行為について謝罪した。

しかしもう1つの出来事については、フランケン上院議員は自分の記憶と違うと主張した。
「私の記憶では、その寸劇のリハーサルは全くそうじゃなかった。それでも、リアンさんには心の底から謝罪をする」とフランケン氏は声明で述べた。

「写真については、明らかにウケを狙ったものだが面白いものではなかった。するべきではなかった」
謝罪になっていないとして辞任を要求する激しい批判を受けて、フランケン氏は最初の文書から2時間もたたないうちに、前のものより長文の2つ目の文書を発表した。

トゥイーデン氏は現在、ロサンゼルスのラジオ局KABCに勤務している。KABCのウェブサイトに寄せた記事の中でトゥイーデン氏は、自身9回目となった中東への米軍慰問団ツアーで、フランケン氏の餌食になったように感じると当時を振り返った。

「フランケンが書いた台本を見たら、フランケンのキャラクターがキスしようと私によじ登ってくるという場面があった」
「何を狙っているのかうすうす感じたけど、最後の瞬間に顔を逸らすか、フランケンの口を手でふさげばいいと考えた。観客からもっと笑いを取るために」

クウェートでの舞台当日、フランケン氏はこの寸劇のリハーサルをしようと言って引かなかった。
(リンク先に続きあり)

(英語記事 US senator Al Franken apologises for grope caught on camera)

2017/11/17

フランケン氏は、写真は「明らかにウケを狙ったものだが、面白いものではなかった」と語った
https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/12B72/production/_98785667_c09391f4-3fdd-42bf-b100-7727e9e32d46.jpg