<東京五輪>新設の競技会場「武蔵野の森」を公開
毎日新聞 2017年11月20日 20時01分(最終更新 11月20日 20時01分)
https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20171121/k00/00m/050/036000c

 2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場として使うために新設された「武蔵野の森総合スポーツプラザ」(東京都調布市)が20日、25日の正式オープンを前に報道陣に公開された。
東京大会で都内に新設される8競技会場の中で最も早く完成した。競技が行われるメインアリーナでは、車いす席を当初計画の1席から69席に大幅増設させた。

 同会場では、五輪でバドミントンと近代五種(フェンシング)、パラリンピックで車いすバスケットボールが行われる。メインアリーナは約4900平方メートルで、東京体育館の約1.5倍。
サブアリーナ(武道場)と屋内プール棟もあり、東京大会ではウオーミングアップエリアとして使われるという。

 車いす席は大会組織委員会の「Tokyo2020アクセシビリティ(利用しやすさ)・ガイドライン」に基づいて増設。前席の観客が立ち上がっても車いす観戦者の視線が妨げられないように設置場所を工夫し、ほぼ同数の同伴者席も設けた。

 12月21〜24日には、来年の平昌冬季五輪の最終選考会を兼ねるフィギュアスケートの全日本選手権が開催される。【芳賀竜也】