連絡途絶えた那覇の漁船発見 乗組員7人不明
11月21日 15時35分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171121/k10011230621000.html

20日、沖縄から2000キロ以上南の太平洋で遭難信号を出したあと、連絡が取れなくなった那覇市のまぐろはえなわ漁船が、21日午前、付近の海域で転覆した状態で見つかりました。乗組員の日本人2人を含む7人の行方は分かっておらず、海上保安本部が情報の収集にあたっています。
沖縄県那覇市の那覇地区漁業協同組合に所属する、まぐろはえなわ漁船「第一漁徳丸」は20日午後、およそ2200キロ南の太平洋で遭難信号を出したあと連絡が取れなくなり、近くを航行していた漁船などが捜索に当たりました。

その結果、第11管区海上保安本部によりますと、21日午前9時前、パラオの西南西およそ410キロの海上で転覆している船が見つかり、確認した結果、第一漁徳丸とわかったということです。乗組員は日本人2人とインドネシア人5人の合わせて7人ですが、これまでのところ行方が分かっておらず、救命いかだなども見つかっていないということで、海上保安本部が情報の収集にあたっています。

現場の海域では、漁船のほか日本の水産大学校の船なども引き続き捜索にあたっていて、海上保安庁も21日午後、航空機を派遣して空から確認することにしています。
漁協組合長「無事祈るばかり」
第一漁徳丸が所属する那覇地区漁業協同組合の山内得信組合長は「乗組員の無事を祈るばかりです。一刻も早く発見されるよう捜索をお願いしたい」と話しています。
運輸安全委員会が調査を開始
沖縄のまぐろはえなわ漁船が転覆した状態で見つかり乗組員7人の行方がわからなくなっている事故で、国の運輸安全委員会は詳しい原因の調査を開始し、今後、船舶事故調査官を沖縄に派遣することにしています。

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