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経営再建中の東芝は22日、日曜夜にフジテレビ系で放送中のテレビアニメ「サザエさん」と、
TBS系のドラマ枠「日曜劇場」の番組スポンサーを来年3月末に降板することを正式に
決めたことを明らかにした。お茶の間に東芝ブランドを浸透させる狙いで続けてきたが、
合理化の一環で見直しを決めた。

サザエさんは東芝の単独提供で1969年10月に放送を開始。東芝は98年11月から
複数スポンサーの一社となったが、CMを続けてきた。日曜劇場は59年から続く
看板ドラマ枠として知られている。

いずれも家族がそろって見ることの多い長寿番組として知られる。しかし東芝は昨年、
白物家電事業を中国企業に売却。テレビ事業も中国家電大手へ来年2月にも売ると決め、
CMを続ける必要が薄れていた。

また、東芝は、米ニューヨークの繁華街「タイムズスクエア」のビルに掲げてきた巨大な
電飾看板も来年度前半に取りやめる。年末のカウントダウン中継や映画で頻繁に映るため、
宣伝効果が高いことで知られていた。