東京都練馬区で2016年、大家の男性を殺害し妻に重傷を負わせたとして、殺人などの罪に問われた加藤未香被告(25)の裁判員裁判の判決が22日、東京地裁であり、園原敏彦裁判長は懲役17年(求刑懲役20年)を言い渡した。
 
園原裁判長は「攻撃は執拗(しつよう)で理不尽な犯行だ」と指摘する一方、検察側の「滞納家賃の支払いを免れたかったのが動機だ」とする主張は「断定できない」と退けた。
 
量刑理由については「服役中の支援計画が立てられ更生に一定の期待が持てることも考慮した」と述べた。
 
判決によると、加藤被告は16年10月7日、本間昭蔵さん=当時(69)=を包丁で刺して殺害し、60代の妻をスパナで殴って重傷を負わせた。

配信(2017/11/22-18:03)
時事ドットコム
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