京都と大津、奈良の3市長による「みやこサミット」が22日、大津市園城寺町の三井寺(園城寺)で開かれ、先進的な観光案内所のあり方について意見交換した。

 サミットはかつて都が置かれた3市が観光分野で連携を深めるため行っている。

 京都市の門川大作市長は、コンビニやコーヒーチェーンなど民間事業者と連携し案内所のネットワークを構築する施策に触れ、「将来的には市民149万人が案内人となり、まち全体でおもてなしというのが理想」と述べた。大津市の越直美市長はJR大津駅内案内所について「改装後は体験企画などを紹介し、利用客が増えている」と成果を話した。

 京都市で爆発的に増えた違法民泊について、門川市長が「今後、大津や奈良で急増する可能性がある」として、撲滅に向け3市で連携することを確認した。

配信2017年11月22日 22時30分
京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20171122000197