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2017/11/25(土) 18:42:13.04ID:CAP_USER9青森県平川市碇ケ関地区の久吉温泉自然休暇村「たけのこの里」が、2018年度から休業することが24日、市への取材で分かった。温泉施設の老朽化などに伴い多額の修繕費が見込まれるほか、利用者が減少していることなどが要因。市は施設の廃止、解体も視野に入れており、地元住民は「地域の観光地が減るのは、とても残念」と惜しんでいる。
市碇ケ関総合支所によると、たけのこの里は温泉や食堂、バンガロー、キャンプ場、釣り池などを備えたレジャー施設で、旧碇ケ関村時代の1998年にオープン。現在は市の指定管理者・碇ケ関開発が毎年春から11月まで営業し、冬は閉鎖している。
市はこれまで、老朽化や雪害の影響を受けた施設各所を修繕してきた。今後は屋根の塗装や排水管の敷設、バンガローの改修などに約4千万円が見込まれ、市財政に重い負担になると判断したもようだ。
入浴、宿泊者数はピークの2001年度に1万2064人を数えたが、徐々に減少。近年はピーク時の半分以下に低迷し、本年度は10月末までで5067人にとどまった。今年夏には敷地内でクマが数日間目撃されたといい、営業に支障が出たとみられる。
工藤久富支所長は取材に「施設を全部改修しても利用客の増加に結び付くか分からない。休業はやむを得ない」と苦渋の表情を浮かべた。
たけのこの里は、秋田県境近くの国道7号から約8キロ東の山あいにある。山間部ならではの自然豊かな環境が売りで、県内のほか秋田県、岩手県からも家族連れや温泉客が訪れていた。碇ケ関地区の70代女性は「観光客だけでなく、地元の人たちも温泉を目当てに来ている施設。人が来なくなるのは寂しい」と話した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171125-25120241-webtoo-l02
