http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171126/k10011235741000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004
(リンク先に動画ニュースあり)

11月26日 7時04分

埼玉県秩父市に伝わる伝統の祭り「秩父夜祭」が来月始まるのを前に「太鼓ならし」と呼ばれるお囃子の練習会が行われました。

きらびやかな彫刻を施した山車の練り歩きが呼び物のこの祭りは、「秩父夜祭」の名前で全国的に親しまれ、去年、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。

来月2日からの本番を前に、山車を所有する地元の地区では、伝統の祭り囃子の練習会が行われています。「秩父屋台囃子」というこの囃子は、太鼓の皮をならすとか、叩き手の腕を慣らすといった意味から「太鼓ならし」とも呼ばれます。25日夜は小中学生や若者など、およそ50人が集まり、汗を浮かべながら力強く太鼓を打ち鳴らしたり、笛を吹いたりして、本番さながらの迫力で音色を響かせていました。

中近町会のお囃子の責任者を務める八木康夫さんは「見物に訪れた人たちに、全身に響き渡るようなお囃子を演奏して、祭りの素晴らしさを伝えたい」と話していました。