京都府の八幡市営共同浴場「南ヶ丘浴場」の女湯で9月、
天井板に取り付けられたステンレス製の金具3本(長さ1・6〜2メートル、重さ計約3キロ)が、
営業中に落下していたことがわかった。

入浴客4人には当たらず、けが人はなかったが、市は再発防止に努めるとしている。

市によると、9月29日午後9時45分頃、
女湯の出入り口の天井から、天井板をつなぐための金具3本が同時に落下した。
市が調べたところ、金具を天井板に固定する鉄製ビス(長さ約3センチ)も地面に落ちているのが見つかった。
ビスが腐食して緩んだのが原因とみられる。

市は事故の翌日から同浴場の営業を中止し、男湯も含め天井の改修を進めている。
12月22日に営業を再開する方針。

同浴場は1959年8月に完成し、1日平均約180人、年間約6万5000人が利用。
市は二十数年前に天井を張り替えたが、2010年2月以降は点検を行っていなかったという。

昨年6月に施行された改正建築基準法では、
公衆浴場の建物や壁の劣化状況について、3年ごとに国に報告するよう義務付けている。
市は「利用者に迷惑をかけて申し訳ない。今後は最低でも3年に1回は点検を行う」としている。

写真:浴場の天井から落下した3本の金具
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20171128/20171128-OYT1I50046-L.jpg

以下ソース:YOMIURI ONLINE 2017年11月29日 10時58分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171128-OYT1T50149.html