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11月29日 21時11分

北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことについて、ロシア大統領府のペスコフ報道官は29日、記者団に対し、「挑発行為だ。緊張を高め、危機的な状況の解決を遠ざけるものだ」と述べ、厳しく非難しました。そのうえで、ペスコフ報道官は「朝鮮半島の情勢が最悪のシナリオに向かわないよう、すべての関係国が冷静さを保つことを願う」と述べ、アメリカや韓国、日本に対し、自制を求めました。

また、ロシア外務省は声明を発表し、「国連安保理の決議違反であり、深い懸念を呼び起こすものだ」として、深い懸念を示しました。そのうえで、「長期的で相互に受け入れ可能な問題の解決策は粘り強く、精力的な外交努力によってのみ見いだされる」として、対話を重視する姿勢を示しました。

さらに、声明では米朝双方が互いを刺激せず、自制を示したのち、前提条件なしで対話を始めるというロシアの提案を受け入れるよう呼びかけています。