http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171130/k10011240491000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_009
(リンク先に動画ニュースあり)

11月30日 4時17分

29日北海道南部の松前町の沖合で発見され北朝鮮から来たと見られている木造船について、海上保安本部は、30日にも立ち入り検査を行って乗組員から話を聞き、日本の領海内に入った経緯や積み荷などを詳しく調べることにしています。

北海道松前町の沖合にある無人島「松前小島」の北東およそ12キロの海上で、29日複数の人が乗り込んだ国籍不明の木造船が見つかりました。

第1管区海上保安本部の巡視船が、電光掲示板やスピーカーで呼びかけたところ、乗組員は、「北朝鮮から来た10人の乗組員が乗船し、悪天候で沖合の無人島に一時的に避難していた。食料が無いので提供してほしい」と伝えてきたということです。
しかし29日は現場海域がしけていたため、巡視船は横付けすることができませんでした。

木造船は、エンジンを切った状態でいかりを下ろしていると見られますが、南東方向に流されているということで、海上保安本部は30日にも比較的波が穏やかな津軽海峡まで船を誘導して、立ち入り検査を行う予定です。
そのうえで乗組員らから話を聞き、航行の目的や日本の領海内にまで入った経緯、それに積み荷の中身などについて詳しく調べることにしています。