兵庫県丹波市は30日、スーパーで商品のTシャツに傷を付け、万引したとして逮捕された市道路整備課の男性主幹(43)を、同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。
市によると、男性職員は5月4日、市内のスーパーでTシャツ6点を破り、別のTシャツ6点(販売価格約1万9千円)を盗んだとして、窃盗と器物損壊容疑で9月23日、丹波署に逮捕された。
市の聴取でも逮捕容疑を認めているといい、市は人事考査委員会を開いて処分を決めた。
男性主幹は8月1日に別の市内のスーパーでざるそばを万引したとして同署に現行犯逮捕され、市は9月1日付で停職3カ月の懲戒処分にしていた。
市によると、男性主幹は窃盗と器物損壊の罪で略式起訴され、神戸簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた。既に納付したという。
谷口進一市長は30日、「市職員としてあるまじき行為。信頼を失墜させることになり心からおわび申し上げます。
法令順守を徹底し、信頼回復に向け綱紀粛正に努めてまいります」とコメントを発表した。(大田将之)

神戸新聞NEXT 2017年11月30日 19:51
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201711/0010778252.shtml