2017.12.01
性善説に基づく出産一時金42万円等 健康保険を外国人が乱用
https://www.news-postseven.com/archives/20171201_629291.html

外国人でも後述するような条件を満たせば日本の健康保険に加入できる。保険が適用されると、
医療費が3割負担ですむだけでなく、オプジーボによる肺がん治療や人工関節置換術、冠動脈バ
イパス術など、実費なら何百万円もかかるような治療も、「高額療養費制度」の適用で8000円
から最大でも30万円程度(収入や年齢による)で受けられることになる。

さらに1児につき42万円が支給される出産育児一時金も受給できる。

出産育児一時金は海外で出産しても受給可能で、病院の出生証明書があれば申請できます。海外
出産の実に63%が中国籍です。しかし、出生証明書が本物かどうか、区は確認していない。紙切
れ1枚あれば42万円が受け取れるのです」

この問題は全国で起きている可能性があるという。外国人が日本の健康保険を“有効利用”してい
る実態が浮かび上がってくる。

加入方法は他にもある。日本企業に就職すれば、会社の健康保険組合(中小企業の場合は「全国
健康保険協会」)に加入できるが、健康保険法では本人と生計を一にしている兄弟姉妹、配偶者、
子、孫、父母、祖父母、曽祖父母は、“同居していなくても”扶養家族と認め、保険に加入できる
と定めている。

また、本人から三親等までの親戚も、生計を一にして“同居していれば”扶養家族にできる。つま

り、
本国に残した親や子などの他、同居している親戚でも加入OKなのだ。

海外にいたことを証明したからといって出産しているとは限らず、「子供は本国の実家に預けた」
と言われたら、その先は確認しようがないのが現状だ。

要するに、この問題の本質は、外国人を日本人と同じように扱い、緩い基準で健康保険に加入させ
て恩恵を与えている点にある。前出の小坂区議はこう憤る。

「日本の健康保険は、若い頃に高額な保険料を負担させられ、高齢になってようやく元が取れるシ
ステムです。

ところが、外国人の場合、本国でどれだけ高収入を得ていても、日本で無収入なら保険料は最低額
で月何千円しか払わない。数年で国に帰るような人に出産育児一時金をあげたり、高額医療を格安
で受けさせたりするのはおかしい」