去年4月、沖縄県うるま市で、20歳の女性を乱暴しようと頭を棒で殴るなどの暴行をし、殺害した罪などに問われたアメリカ軍の元軍属に対し、那覇地方裁判所は検察の求刑どおり無期懲役を言い渡しました。

アメリカ海兵隊の元隊員で沖縄県の嘉手納基地で働いていた元軍属のケネフ・シンザト被告(33)は、去年4月、うるま市の路上でたまたま通りかかった当時20歳の会社員の女性を乱暴しようと頭を棒で殴るなどの暴行をし、殺害したとして、殺人などの罪に問われました。

裁判員裁判では殺意があったかどうかが争われ、検察が「首をナイフで刺すなど殺意が認められる」として無期懲役を求刑したのに対し、被告は乱暴しようとしたことや遺体を遺棄したことは認めた一方、「殺すつもりはなかった」として殺人の罪については否認していました。

判決で那覇地方裁判所の柴田寿宏裁判長は、検察の求刑どおり無期懲役を言い渡しました。

12月1日 14時43分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171201/k10011242931000.html?utm_int=all_contents_just-in_001