透析医療で使われる1兆円は外国へ特許料として流れる事もなく国内に還流している。
外需依存の日本にとって貴重な内需策に外ならない。

戦後続いた日本の輸出ドライブをかけた経済運営により自動車産業の拠点デトロイトは廃墟に。
1985年、アメリカは日本に対して、「アメリカの需要を当て込んだ経済施策をやめ内需拡大で経済を
回せ」と忠告するプラザ合意を発表。内需拡大策は円高株高のバブル経済を迎えた後バブル崩壊。
以後日本は再び外需依存経済運営を指向している。

現下外需依存とは中国はもとより後発発展途上国カンボジアやミャンマーと争うことであり、必然と賃金の
低準化もたらす。

医療の高度化専門化を進め、外国からの患者を積極的に受け入れ国際医療センターを目指すのは
一つの経済振興策である。