http://www.sankei.com/smp/west/news/171201/wst1712010095-s1.html


 佐賀大は1日、理工学部と農学部で来春の入学者を選ぶための推薦入試を行い、配布したタブレット端末で出題し解答を求める学力試験を導入した。文部科学省などによると、京都工芸繊維大でも2日に実施するアドミッション・オフィス(AO)入試で、用意したパソコンの画面に問題を表示し、音声入力で解答させる英語の試験をするという。

 佐賀大では英語、数学、物理、化学の試験で、端末の画面に択一式の設問と選択肢を表示。受験生は画面に触れて答えを選んだ。「解答確定」を選択すると、瞬時に採点結果が示された。計65人が受験し、機器の不具合は生じなかったという。

 大学側によると、筆記や面接といった従来の方法に比べて、膨大な量の解答を効率的に処理できる利点があるという。「AO入試や推薦入試では将来、他学部でも取り入れたい」としており、動画を用いた英会話や化学実験などの出題を検討している。