都市が衰退する時って、全体が均等に衰退するんじゃなくて、外側が大きく減る半面、中央は集中するんだよね。
東京で例えれば、バブル期までマイホーム開発されたような、柏や横須賀からバスに
乗るような場所ってのは、下落率が大きくなっている。

その反面、東京の中心部、山手線の内側とかに住みたい人は増えるから高騰する。

郊外のマイホームで育った団塊ジュニア〜氷河期世代の動向を見ると如実。
この世代で、結婚・子育てしている層は、共働き志向。
自分が育ったような郊外では、都心への通勤と子育ての両立が出来ないから、
都心へのアクセスが良く、手が届く家賃の世田谷区や江戸川区とかに出ていく。
その結果、これらの区では、保育園の整備が追い付かず、待機児童問題が起きる一方、
彼らが育ったベッドタウンでは子供が激減して幼稚園や小中高校が統廃合されている。