けいれん、失神「思い出が記憶から消える」16歳…子宮頸がんワクチン副作用
http://www.sankei.com/west/news/150612/wst1506120091-n1.html

 けいれんや腹痛など、深刻な副作用の報告が相次いでいる子宮頸(けい)がんワクチン。
4年前に接種を受けた奈良県三郷町の高校2年の少女(16)は記憶障害に加え、知的障害の症状も現れ始め、
現在は8歳ほどの知能しかない。

 最初のワクチン接種を受けたのは中学1年だった平成23年10月。学校から届いた案内を見た母親が町内の個人病院へ連れて行った。

 接種直後、少女は腹痛や手足のしびれを訴えた。腰痛で歩行困難になり、母親は町や製薬会社に問い合わせたが、
「副作用とは関係ない」との回答。1カ月休学し、その後も12月と翌年3月に接種を受けた。原因不明の症状を何度問い合わせても、
「副作用ではない」と言われた。

 だが、高校に進学した昨年6月。「頭が熱い」。少女は苦しみ、激しいけいれんと失神を繰り返して寝たきりの状態に。
県内の病院を転々としたが、「精神的なもの」と言われた。これまでに12の病院で受けた検査でも異常は見つからず、
最後に訪ねた病院で母親は医師を前に泣き崩れた。