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12月5日 4時40分

北朝鮮が先週発射した新型のICBM=大陸間弾道ミサイル級のミサイルについて、香港の航空会社は、日本の上空を飛行中だった旅客機の乗務員が大気圏に再突入するミサイルと見られる物体を目撃したことを明らかにしました。

これは、香港のキャセイパシフィック航空が4日、明らかにしたものです。
それによりますと、アメリカのサンフランシスコを出発し、香港に向かっていたキャセイパシフィック航空893便が先月29日に日本の上空を飛行していた際、大気圏に再突入するミサイルと見られる物体を乗務員が目撃し、日本の管制当局に報告したということです。物体の落下は旅客機から離れていたため、飛行への影響などはなかったとしています。

キャセイパシフィック航空は、関係当局や航空機メーカー、それにほかの航空会社とも連絡を取り、今後も警戒を続けていくとしています。

今回の北朝鮮による弾道ミサイル発射では、同様に日本の上空を飛行していた韓国の大韓航空機の乗務員もミサイルを見たと証言しているということです。