神戸製鋼所、日産自動車、スバル、三菱マテリアル、東レ−。今秋、大企業の不祥事が相次いで発覚した。内容は性能データの改竄(かいざん)に無資格検査など、日本の名だたる企業とは思えない行状ばかりだ。「係長以下で行われた現場の習慣」「このやり方が正しいと悪意なく続けてきた」。一連の不祥事で各社が語った釈明は、よく似ていた。何か共通する要因や背景があるのだろうか。平成27年に発覚した東洋ゴム工業(兵庫県伊丹市)による免震ゴムデータ偽装事件で10月、法廷に立った製造元の子会社「東洋ゴム化工品」(東京都)の社長の“告白”から、探ってみた。

「人数少ないのが原因」

 10月16日、大阪府枚方市の枚方簡裁。傍聴席わずか24席の小さな法廷の検証台に立ったのは、東洋ゴム化工品の森下敏彦社長。深々と頭を下げ、「免震ゴムという安全安心を求める製品で虚偽の記載が発覚し、申し訳ない」と謝罪した。

 東洋ゴム工業の免震ゴムデータ偽装事件は、27年3月に発覚。検察の論告によると、東洋ゴム化工品は26年9月、枚方寝屋川消防組合(枚方市)の新庁舎に設置する免震ゴムが国の性能基準に適合していないのに、数値データを偽った検査成績書を作成し、施工業者に交付したとされ、不正競争防止法違反(虚偽表示)罪で起訴された。



長いので続きはソースで

産経WEST 2017.12.4 11:00
http://www.sankei.com/west/news/171204/wst1712040010-n1.html