秋にかけてとれる「戻りガツオ」が不漁だった。水揚げがピークになる9〜11月の漁獲量は、前年同期と比べ4割減った。例年なら11月まで水揚げがあるが、今年は10月で漁をあきらめた漁師も多い。東京・築地市場の10〜11月の平均卸値は、1キロ千円前後と前年より15%ほど高かった。カツオと同じ赤身の代表格であるメバチマグロも品薄で卸値も上昇した。

 カツオはスーパー店頭でも、昨年より出回りが減ったケースが目…

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24278910V01C17A2QM8000/