マツダ元社員に無期懲役=同僚殺害事件―広島地裁
12/6(水) 19:11配信

広島市南区のマツダ社員寮で昨年、菅野恭平さん=当時(19)=が殺害された事件で、
強盗殺人罪などに問われた元社員上川傑被告(21)の裁判員裁判の判決が6日、広島地裁であった。

丹羽芳徳裁判長は「身勝手で酌量の余地はない」と述べ、求刑通り無期懲役を言い渡した。

判決によると、上川被告は昨年9月14日、寮の非常階段で同僚の菅野さんの
頭や背中を消火器で殴るなどして殺害し、現金約120万円を奪うなどした。

弁護側は、殺意はなく傷害致死と窃盗罪の成立にとどまると主張したが、丹羽裁判長は
「消火器が偶然当たった」などの上川被告の供述は、傷の形状と整合しないとして退け、殺意を認定。
被告が持ち掛け菅野さんが金融機関から金を引き出したと推認できるとして、強盗の故意も認めた。

判決後、菅野さんの両親は弁護士を通じ、
「かけがえのない家族の命が失われたのに死刑にならないのは理解できない」とのコメントを出した。 

12/6(水) 19:11配信 時事通信
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