部下に性的暴行した巡査部長が静岡県警を提訴 「停職は重い」「復帰後も空港で立ってるだけ 

部下の女性に暴行したとして停職処分を受けた静岡県警沼津署の男性巡査部長(32)が9日、処分は不当に重く、
復職後も嫌がらせを受けているとして、県警に1千万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こした。
訴状などによると、男性は平成22年に部下に性的暴行をしたとして、23年3月に停職6カ月の懲戒処分を受けた。
同年9月に復帰したが元の職場に戻れず、静岡空港(同県島田市、牧之原市)の警備を名目に、1人で立っているだけの勤務を命じられたとしている。
部下が告訴せず刑事事件にはならなかった。
原告側は「行為は合意の上で、停職処分は不当に重い。復職後の勤務も男性に苦痛を
与えて辞職させるための嫌がらせだ」と主張している。