キリスト像の中に240年前の手紙、修復中に発見
日付は1777年、タイムカプセルを意図?
2017.12.06
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/120600475/?ST=m_news

 スペイン北部にあるサンタ・アグエダ教会で、18世紀に作られた木像の修復作業を行っていた歴史家らが、“タイムカプセル”のようなものを発見した。

https://youtu.be/0uJHGDHiTFg
【動画】18世紀のキリスト像を修復していたグループが、意外な場所から240年前の手紙を発見した。

 見つかったのは、十字架にかけられたイエス・キリスト像の中だ。ジェマ・ラミレス氏によると、像は数世紀前に作られたもので、ひび割れができ始めていたうえ、十字架からも外れそうになっていた。

 ラミレス氏は「ダ・ヴィンチ・レスタウロ」というグループとともに活動している。このグループはスペインのマドリードを拠点として、彫像などの修復作業を行ってきた。
木像の中に何かが入っていると最初に気づいたのは、作業台に置くために像を持ち上げた時だという。

 木像のお尻のあたり、布の形に彫られた部分を取り外したところ、空洞になっていた内部から、古い手紙が出てきた。
手書きの2枚から成るその手紙は、年を経て黄ばんでいたが、1777年の日付と、ブルゴ・デ・オスマ聖堂の司祭ホアキン・ミンゲスという署名が残されていた。
そして、この地域での日々の経済活動や文化活動について詳しく記されていた。