2017年10月13日

 江戸三大祭りの一つ、「深川八幡祭り」で知られる富岡八幡宮(東京)が、神社本庁から離脱した。

有名神社の離脱は各地で例があるが、同八幡宮のかつての宮司は本庁黎明(れいめい)期の事務総長。神社界の立て直しに奔走した人物ゆかりの神社と、本庁との間で何が起きているのか。

 その有名神社が本庁からの離脱を決めたのは5月末の責任役員会。
決定内容を社頭で公示し、本庁に離脱を通知した後、8月末、宗教法人を所管する都に離脱のための神社規則変更を申請し、9月28日に認証の通知があった。


 「地元の総意を本庁がくもうとせず、6年以上も放置するのはどうなのか。
理由を照会しても、正面からの回答はなかった。今の本庁との信頼関係が失われた。
当社は多くの氏子に支えられ、離脱のデメリットも考えにくい」と話す。

 一方の神社本庁総務部神社課は「今回のことで、本庁からお話しすることはない」としている。

http://www.asahi.com/sp/articles/ASKBC34XWKBCUTIL008.html