首都圏在住者のほぼ2人に1人は、福山市が広島県に存在することを知らない―。同市がインターネット上で実施したアンケートで、こんな結果が出た。人や情報が集中する首都圏での認知度の低さが数字で裏付けられた格好だ。

 調査は6月に8日間、東京都と神奈川、千葉、埼玉県の住民を対象に実施。年代や性別が偏在しないように配慮し、20〜70代の男女計604人から回答を集めた。

 福山市がある都道府県を尋ねた設問で、正答の広島県を選んだ人は48・0%だった。「知らない」と答えたのは22・8%。残る誤答では岡山県(全体の5・0%)東京都(同3・3%)福井県(同2・0%)が目立った。

 福山市への訪問経験は「あり」11・8%、「なし」88・2%だった。

 同市情報発信課は「名所や特産品などテーマを絞った広報を進め、市の認知度を上げていきたい」としている。
(2017年12月07日 21時59分 更新)


山陽新聞デジタル 
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