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崇徳院は、贖罪の真心を込めた写経の巻物を
都から突き返されて「罪を償うことすら許されぬか!」と逆上された。

こんな人と一緒にされては不本意だろう。

吉川英治の『新平家物語』での、創作だが
昔、上皇にお仕えした阿倍麻鳥が、崇徳院の陵前で「魔王になどならずにお優しい心を取り戻してくださいませ」と祈るくだりは屈指の名場面。まじで泣ける。