http://www.afpbb.com/articles/-/3154983?cx_position=18

2017年12月11日 15:53 発信地:日本
【12月11日 時事通信社】2018年の日本とロシアの交流年を盛り上げようと、世界的指揮者ワレリー・ゲルギエフ氏(64)とマリインスキー劇場管弦楽団(サンクトペテルブルク)の音楽家らが11日、東京都渋谷区の複合商業施設でコンサートを開いた。招待客やクラシックファン、通行人ら約200人が巨匠が織り成す調べに聴き入った。

 ゲルギエフ氏はマリインスキー劇場の総裁で、サンクトペテルブルクが故郷のプーチン大統領とも親しい。演奏後に「交流年が知られざるロシア文化を知る機会になることを期待する」と述べた。コンサートでは、日本で人気のロシアのバイオリン奏者ワディム・レーピン氏(46)もチャイコフスキーの作品を披露した。

 安倍晋三首相とプーチン氏は16年の一連の会談で、18年を「日本におけるロシア年」「ロシアにおける日本年」と決定。政治、経済、文化、スポーツなどの分野で行事を実施し「日ロ関係のさらなる発展につなげる」ことで一致した。5月にはモスクワのボリショイ劇場で両首脳の出席の下、開幕式が行われる予定だ。(c)時事通信社