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12月13日 5時55分
アメリカで著名人のセクハラ疑惑が次々と浮上するなか、トランプ大統領に過去に体を触られたなどと女性たちが改めて被害を訴えたことに対し、トランプ大統領は「女性たちとは会ったこともなく、フェイクニュースだ」と強く否定しました。

アメリカでは、政治家や俳優など著名人のセクハラ疑惑が次々と浮上していて、11日には、トランプ氏から過去に体を触られるなど性的な被害を受けたと告発した女性たちが記者会見を開き、議会による調査と大統領の辞任を求めました。

これに対し、トランプ大統領は12日、みずからのツイッターで、野党・民主党に矛先を向け、「多くの時間と多額の金を費やしながらロシアとの共謀を何も証明できなかった民主党は、今度は私が知らず、会ったこともない女性たちの、うその非難やでっちあげの話へと移ろうとしている。フェイクニュースだ」と書き込み、訴えを強く否定しました。

さらに女性たちの訴えを受けて、大統領の辞任を求めている野党・民主党のジリブランド上院議員について「私のオフィスに来て、選挙の献金を『物乞い』したような軽い議員だ」などと攻撃しました。

トランプ大統領は去年の大統領選挙中、過去に体を触られたなどと女性から相次いで告発されました。さらに12日に投票が行われている南部アラバマ州の議会上院の補欠選挙で、わいせつ疑惑が浮上した候補者を「本人は否定している」として擁護したことでも批判にさらされています。

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