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パレスチナで活動するイスラム教原理主義組織「ハマス」は、米国がエルサレムをイスラエルの首都と認識する決定をとったことを受け、第3次インティファーダ(蜂起)の開始を宣言した。12日、ハマスのアブドゥラチフ・アルカヌ報道官がスプートニク通信社に対して明らかにした。

アルカヌ報道官は、「我々は抵抗運動を続行し、米国を叩きのめし、彼らが自らの決定を廃止するため、第3次インティファーダの開始を宣言する。ガザ地区での抵抗運動はインティファーダ開始の枠内で拡大している。これは第3次インティファーダである」と語っている。

第1次インティファーダは1987年に始まり、1991年まで続いた。インティファーダは1994年のパレスチナ自治政府の設立により沈静化した。第2次インティファーダは2000年、リクード党首で当時の外相アリエル・シャロン氏が側近らとともにアル=アクサー・モスク(神殿の丘)に訪問した後に始まった。その後インティファーダは下火になったが、パレスチナとイスラエルの紛争地域の情勢は依然として不安定である。

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