原決定
破局的噴火は、発生する可能性が相当の根拠とともに示されない限り、無視しても安全性に欠けない

高裁決定
阿蘇でVEI7の破局的噴火が起きたら死者1000万人で生き残った人も海外移住するレベルの被害がでる
このような発生頻度がとても小さいが破滅的なリスクは社会通念上は無視してもいいリスクでしかない
しかし、原子力規制委員会の火山ガイドはそのリスクを想定した法規制を行っている

当裁判所としては
当裁判所が社会通念上は無視しうると考えるリスクと
最新の化学的、技術的知見に基づき専門技術的に作られた火山ガイドのリスクに対する考え方が違うからと言って
原決定のしたように火山ガイドを無視するようなことはしない
原決定のそのような態度は原子炉等規正法および設置許可基準規則6条1項の趣旨に反して許されない

以上、四国電力は合理性の疎明に失敗した
従って運転は差し止める

無視し得る低い確率だけど一発来たら国家存亡をどう考えるべきかだからな
原決定の考え方も高裁の考え方も理解できる
最高裁で決めてもらうしかない

つうか、この決定は司法が出来る決定じゃないな
原発を争点にした総選挙でもしないかぎり決定は出来ない重さだと考える