市川雄一・元公明書記長死去、「一・一ライン」


12/14(木) 20:27配信

読売新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171214-00050114-yom-pol


 公明党の書記長などを務めた元衆院議員の市川雄一(いちかわ・ゆういち)氏が8日、死去した。

 82歳だった。

 告別式は近親者で済ませた。公明新聞編集局長などを経て、
1976年に衆院旧神奈川2区で公明党から出馬し、初当選。連続9期務めた。

 横浜市出身。公明党では国会対策委員長などを歴任し、89年に書記長に就任した。与党の自民党と、
野党の公明、民社の3党で国会運営を主導する「自公民路線」を推進し、
92年には国連平和維持活動(PKO)協力法の成立に尽力した。

 93年には新生党の小沢一郎代表幹事(現・自由党共同代表)、
民社党の米沢隆書記長とともに非自民連立の細川内閣樹立に導いた。
小沢氏との強固な関係は「一・一ライン」と呼ばれ、政界再編の軸となった。
94年には「一・一ライン」で新進党結成に動き、政務会長に就任。
同党分裂後は公明党常任顧問などを務め、2003年に政界引退した。