中3男子生徒を少年院送致 女児投げ落とし、広島家裁支部
2017.12.15 22:24
http://www.sankei.com/search/?q=2017.12.15%2022%3A24&;r=selection

 広島家裁福山支部は15日、スポーツセンターの2階から5歳だった女児を投げ落とし、重傷を負わせたとして、殺人未遂容疑で家裁送致された中学3年の男子生徒(14)を初等・中等(第1種)少年院送致とする保護処分を決定した。
 太田雅也裁判長は決定理由で「生徒の抱える問題性は非常に大きい」と指摘。「比較的長期間の矯正教育を施すことが相当」と判断した。家裁は7月から11月まで生徒を鑑定留置していた。
 決定によると、生徒は6月、広島県三原市のスポーツセンターで水泳サークルに参加した後、母親が着替え終わるのを待っていた。生徒は以前から幼児を嫌っていたが、女児に不意に足を触られるなどしたため混乱。不安や怒りを募らせ、これ以上触られないよう動けなくさせてやろうと考え、女児を抱え上げ、2階の高さ約6メートルの吹き抜けから投げ落とし、顎の骨を折る約1カ月のけがをさせた。