>>388

望月教授って、まったく逆の性格みたいだよ。
 
普通の研究者であれば, ディオファントス幾何に関する結果をなるべく早く
 形にして2006年のフィールズ賞に間に合うようにと考えるが、望月は,
 賞に対しては全く無欲というか, むしろやや否定的で,十分時間をかけて
 基礎理論を満足のいくような形で完成させることに力を注ぐ。
 あくまで数学による真理の探求が興味関心の中心である。

A.Wiles がフェルマ予想に挑んでいた時などと違い、大予想の証明に向かう
 途中の理論についても, 全てプレプリントなどで公開する。それを見て誰かが
 先に証明してしまうのではないかという周囲の心配もどこ吹く風で、
 「自分の理論を理解して先に証明してくれるのであればむしろありがたい」と
 言っている。