https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171218/k10011262291000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003

12月18日 6時31分
ロシアのプーチン大統領は、アメリカのトランプ大統領と電話で会談し、CIA=中央情報局からもたらされた情報がきっかけで爆弾テロ事件を防ぐことができたと謝意を伝え、大統領選挙を前にテロ対策をめぐる協力が進んでいると強調する狙いもあると見られます。

ロシアのプーチン大統領は17日、アメリカのトランプ大統領と電話で会談しました。ロシア大統領府によりますと、このなかでプーチン大統領は、CIAからもたらされた情報がきっかけとなって、サンクトペテルブルクで16日に爆弾テロを起こそうとしたグループを直前に拘束し、事件を防ぐことができたとトランプ大統領に謝意を伝えたということです。

そのうえでプーチン大統領は「アメリカを標的とするテロ情報をロシアの情報当局が入手した場合は、すみやかに伝える」と約束したということです。

プーチン大統領は14日もトランプ大統領と電話会談を行い、北朝鮮情勢に関して双方が得た情報を交換していくことで一致したと明らかにするなど、トランプ大統領との連携姿勢を示したばかりです。

プーチン大統領としては、来年3月の大統領選挙を前に、アメリカとの関係が冷え込む中でも、トランプ大統領との個人的な関係をもとにテロ対策をめぐる協力は進んでいると強調する狙いもあると見られます。