確かに沿岸捕鯨は日本文化の一部だ。ノルウェーやアイスランド、カナダ北部の先住民イヌイット
たちと同様に。しかし、地球の反対側の南極まで船団を送り、捕獲したクジラを処理する母船まで
持っているのは日本だけだ。
南極での捕鯨に歴史的な要素は全くない。日本が南極に捕鯨船を初めて派遣したのは1930年代半ば
だが、第2次世界大戦が終わるまで大規模な捕鯨は行われていなかった。
日本は焼け野原となり、国民は飢えていた。ダグラス・マッカーサー元帥の勧めもあり、日本は
米海軍のタンカーを改造して捕鯨船2隻を作り、南極海に向かった。
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-35529672