教員の部活動への負担が問題となる中、文部科学省が中学校の部活動の時間について調査した結果、土日の平均の活動時間が5時間以上の教員が10年前より2倍以上に増えていることがわかりました。文部科学省は「教員の負担を減らすため、早急に対策を検討したい」としています。

この調査は、教員の部活動の負担が増しているという声を受けて、文部科学省が10年ぶりに実施し、中学校で運動部の顧問をしているおよそ5300人の教員が回答しました。

このうち、土日の部活動の平均時間が2時間から3時間未満に上ると答えた教員は15.9%で、前回の10年前より4.3ポイント増えました。

さらに、5時間以上活動していると答えた教員は24.4%で、前回より13.3ポイント増えるなど、部活動の時間が長期化している実態が明らかになりました。

文部科学省は、土日の部活動は3時間から4時間程度で終えるよう全国の学校に通知していて、今回の結果について「教員にかかる負担を減らすため、外部の人材を活用するなど早急に対策を取りまとめたい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171219/k10011263171000.html